ダイヤについて
ハート&キューピット
カット面(ファセット)の対称性が優れたダイヤモンドには「ハート&キューピット」と呼ばれるものが見られます。
専用スコープで覗くと、ダイヤモンドに8本のキューピットの矢と8つのハートの模様が現れます。
アイデアルプロポーションカット
ダイヤモンドは、内部で反射する光の輝度によって目に見える美しさが決まります。
アイデアルプロポーションカットは、ダイヤモンド内部(クラウンとパビリオン)の角度を理想的なカットにすることにより、内部の光の反射を集めより美しい輝きを引き出します。
グランバーガー社
世界で最高水準である「アイデアルプロポーションカットのハート&キューピット」ダイヤモンドにおける世界最大の製造会社。
ベルギー王国よりダイヤモンド業界成長における貢献を表彰ベルギー経済省と国王アルベルト2世より長年のベルギーにおける経済発展への貢献を表彰
ダイヤモンド4C
ダイヤモンドにはそれぞれの品質や希少価値を評価するための基準「4C」があります。
この「4C」はカラット・カラー・クラリティ・カットの頭文字をとっており、国際的に統一された品質基準としてダイヤモンドが鑑定されます。
0.1ct
(約3.0mm)
0.2ct
(約3.8mm)
0.3ct
(約4.2mm)
0.5ct
(約5.2mm)
0.75ct
(約5.9mm)
1.0ct
(約6.5mm)
1.5ct
(約7.4mm)
2.0ct
(約8.2mm)
カラー
ダイヤの色合いのこと。無色透明のDから薄い黄色のZまで、23段階のランクで評価。ただ、色付きダイヤだからといって全て質が悪いわけではなく、ピンクダイヤやブルーダイヤはファンシーカラーとして珍重され、あえて色付きダイヤを選ぶ人も。
D~F
無色
G~I
ほぼ無色
J~L
僅かに黄色
M~Z
黄色
クオリティ
磨かれたダイヤモンドを鑑定士が10倍に拡大検査してインクルージョン(包有物)の有無や位置、大きさ等を評価したものが、クラリティーの評価です。クラリティーの評価は、フローレス(FL)を最高に下記の表の右にいくにつれ評価が低下していきます。
FL
10倍の拡大で発見可能なインクルージョンやブレミッシュなし
IF
10倍の拡大で発見可能なインクルージョンなし
VVS
インクルージョンは非常に微小で熟練した鑑定士が10倍の拡大で見ても発見が困難
VS
インクルージョンは10倍の拡大でかろうじて発見可能ただし微小
SI
インクルージョンは10倍の拡大で発見可能
I
インクルージョンは10倍の拡大で容易に発見可能で、透明度やブリリアンスに影響を与える可能性あり
カット
ダイアモンドの輝きを決めるカットは、プロポーション、ポリッシュ、シンメトリーの3つの要素にて総合的に5段階で評価され、4Cの中で唯一人間の技術を評価したものです。
カットのグレード |
Excellent | VeryGood | Good | Fair | Poor |
ハート&キューピット
対称性の優れたダイヤモンドを特殊な装置(ジェムスコープ)をつかって下部側(パビリオン)から見ると内部にハートの並んだパターンが見えるものがあります。
一方、上部側(テーブル)から見ると内部に弓矢(アロー)のようなパターンが見えます。
このようなパターンが見られるダイヤモンドは対称性(シンメトリー)に優れ「ハート&キューピッド」カットのダイヤモンドといいます。
トリプルエクセレント
「カットの総合評価」と「ポリッシュ」「シンメトリー」のすべてが最高位(エクセレント)と評価されたダイアモンドです。